くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2022年02月12日 (土)

地元の選手

 2月に入って再び全国で新型コロナウイルスの感染者が続出、驚異の人数が出ております。このあおりを受け、高知競輪も9日に最終日の開催を予定していたレースが中止を余儀なくされました。お客様にはご迷惑をおかけいたしました。この場を借りて謹んでお詫び申し上げます。次の開催以降は予定通り実施する運びですので、お客様にはご来場及びネット投票のご協力をよろしくお願い致します。
さて、今月の高知競輪はFⅠ戦とGⅢ戦ともになかなか豪華なメンバーが勢揃いです。13日からのレースには、地元高知から「山中貴雄選手」が出場予定です。山中選手は20日から茨城県・取手競輪場で開催予定の「第37回読売新聞社杯・GⅠ全日本選抜競輪」にも出場予定です。我が高知からの出場は一人のみとなっております。寂しいですね。13日~15日の地元高知を終えての過密日程ですが、きっと活躍してくれると信じております。最近の山中選手は比較的安定した戦歴を残しており、前回静岡記念の失格は残念でしたが、現在8場所連続での勝利を継続中です。ただなかなか決勝戦まで進めていないのは残念です。地元の高知ではいつも好成績を残しているだけに、本開催を弾みに全日本選抜での活躍を期待しております。
 また、月末から3月1日まで「第3回施設整備等協賛競輪in高知・土佐水木賞GⅢ」が4日間の日程で開催予定です。全日本選抜直後でS級の上位選手は不在ですが、その分これからの将来を期待される若手の精鋭選手が多数集結しております。スピードの有る競走が期待されそうで、正に激戦ムード。誰が勝っても不思議でない様相で、その分好配当も期待できそうです。今回はこの開催に出場予定の3名の地元選手のご紹介です。まずはご存知「佐々木則幸選手」。度重なる落車の影響が災いして、近況の佐々木の戦法は追い込み一本のスタイルですが、年末辺りから徐々に復調ムードで上位入着が増えてきました。彼も地元戦では滅法強い印象で、きっと活躍の場面があると思われます。次に「田尾駿介選手」。デビュー戦からあまり先行は取らないタイプで、差し捲りを武器に戦っています。昨年S級に昇格し、その戦法が合っていたのか素晴らしい活躍を見せています。昨年10勝の勝ち星は実力を付けた証拠。今年は更なる飛躍が望めそうです。最後は「宗崎世連選手」。彼はデビュー以来先行捲りで活躍しているタイプです。昨年1年間はA級でしたが今年からはS級に復帰しました。既に2勝を挙げており、何れも捲りでの勝利ですが徐々に加速していくタイプ。前回のS級では外国人を破っての優勝は印象に残っているハズです。「地元の選手」がおおいに活躍するでしょう。次回はその総展望を予定しております。