くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2022年01月20日 (木)

今年もよろしく

   遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もくっさんの切磋琢磨を宜しくお願いいたします。新しい年を迎えて早々に「コロナ」とりわけ「オミクロン株」が全国で多発傾向となってきました。高知県は感染者が比較的少ないようですが、油断は出来ません。これから少しでも減少する事を祈るばかりです。
 そんな中、1月は記念レースGⅢ戦が5開催です。既に終了した立川記念と和歌山記念の結果報告を書いてみたいと思います。
 立川記念、優勝は「吉田拓矢」選手でした。番手清水裕友に絡まれた新田佑大がここをしのいで発進、後方から捲り上げた浅井康太の両者が抜け出し、どちらかの優勝に見えましたが不利な位置から溜めて直線鋭く追い込んだ吉田が好タイムで抜き去りました。思えば昨年の小倉・競輪祭で初タイトル、グランプリでは惜しくも9着でしたが、関東勢に大きく貢献しました。そして迎えた今年の初戦で見事な回転力。彼は対戦相手によって何でも出来るタイプ。これからは「自在・吉田拓矢」と言っても過言ではありません。今年はまたGⅠタイトルを取れそうな雰囲気です。
 和歌山記念の優勝は「郡司浩平」選手でした。それも見事な完全優勝です。連日負ける要素が見当たらない動きで、初日特選は3番手をしのぎ捲り気味に抜け出し、二次予選は7番手からの豪快な捲りで後ろを切っての勝利、準決勝は3番手から捲り、決勝戦は根田空史の良い先行目標に番手から仕掛けて佐藤慎太郎を再度寄せ付けず力強さを感じる優勝となりました。グランプリ制覇の「古性優作」が霞んでしまう程の記念制覇でした。この郡司も毎年グランプリ出場も決めていますので、今年の目標に掲げている「年間を通じて安定した成績を残して行くこと」も彼ならやってくれそうです。まだ今年は2場所消化のみの記念ですが、吉田、郡司が一歩も二歩も抜け出しているような感じがします。
 最後に今年も119期生とデビューする121期生の新鋭達に強い選手が目白押しで大いに注目です。