くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2021年12月29日 (水)

良い思い出

 今年も残す所あとわずかとなりました。2021年も「新型コロナウイルス」で始まり、感染者は減少傾向ではありましたが、ここ最近「オミクロン株」が徐々に出ているのはやはり恐怖ですね。皆様もどうぞお気をつけ下さい。
 さて、競輪界はいよいよ年末の大一番「競輪グランプリ」の開催が近づいてまいりました。今年の舞台は「静岡競輪場」400mバンクですが直線が長いのが特徴で、中団の位置以後での勝負所でも届く長さですが、以前現役の選手のお話で「富士山が見えたらヤバイ」と言う言葉が忘れられません。昔、個人的に本場へ遊びに行った際、記念レースを見ました。かなり昔なので参考にはならないと思いますが「中野浩一」さんがまだ現役の時です。その中野さんが連日後方に置かれて苦しい展開でしたが、捲り追い込みの様な形で直線届いてアタマまで抜けました。その当時は今の2車単でしたがすべて最終レースで的中の結果となり「良い思い出」となりました。
 さてグランプリメンバーの枠が先日発表され、枠順は次のようになりました。
①松浦悠士(広島)
②郡司浩平(神奈川)
③平原康多(埼玉)
④古性優作(大阪)
⑤佐藤慎太郎(福島)
⑥守澤太志(秋田)
⑦吉田拓矢(茨城)
⑧宿口陽一(埼玉)
⑨清水裕友(山口)
 また同時に並びの方も決まりました。中国勢は清水が前で松浦、南関郡司に東北佐藤、守澤の順で連携、関東は吉田に宿口でなんと平原は3番手回り、そして古性は単騎となりました。この中でやや意外なのは平原ですが、考えて見れば良い位置かも知れません。2段掛けの可能性もありそうで、正にグランプリ優勝候補はこの男でしょうか。本線は③アタマ固定に①②⑧-①②⑧と狙って①②⑧-③-①②⑧も押さえたい。近年は好配当が出ているグランプリだけに、狙いは④古性の2車単流しが何か引っかかる感じがします。
 初日の「ガールズグランプリ」は児玉碧衣の4連覇がかかっていますが、同じ福岡 小林優香、尾方真生そして石井寛子、高木真備、小林莉子の東京トリオの大相撲で言えばがっぷり四つで人気割れそうな雰囲気。加えて並びは無いので京都、坂口楓華の気楽な動き⑦からの2車単で遊んでみたいです。
 2日目「ヤンググランプリ」は次点に泣いた山口拳矢が総合力で人気になりそうですが、全員が機動力を持つだけに展開がまったく読めません。ここは115期生の小原佑太と坂井洋のアタマで山口、高橋晋也の2・3着がらみ②-③④-①③④に③-①②④-①②④で行きたいです。
 今年もコラムのお相手をしてくださいましてありがとうございました。来年こそ健康な良い年になりますように。