くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2018年10月29日 (月)

将来の大物

 9月に終了いたしました「共同通信社杯」の後、10月からの高知競輪はほとんどが「ミッドナイト」の開催が続いて行きます。今月は18日~20日と23日~25日の日程ですでに終了しております。今回はこの開催で活躍を見せた数名の選手をご紹介させて頂きます。
 まずは18日~20日は「オールチャレンジ戦」で、113期生が7名斡旋されて、それぞれ活躍を見せました予選は1名だけ突破出来ませんでしたが、それ以外の6レースはすべて113期生が1着を決めて、準決勝戦は二人ずつに分かれての闘いでした。5レースは強烈な捲りを決めた吉本大生(よしもと たいせい)・静岡が上田尭弥(うえだ たかや)・熊本を捲り両者でワン・ツーを決めました。続く6レースは小林泰正(こばやし たいせい)・群馬が捲り追い込んでの1着で、連日逃げた佐伯亮輔(さえき りょうすけ)・岡山は3着で辛くも決勝進出。7レースは今節下馬評1位の山口敦也(やまぐち あつや)・佐賀が叩けずまさかの敗退で、菱沼元樹(ひしぬま げんき)・埼玉・111期に追い込まれましたが、山田諒(やまだ りょう)・岐阜が2着に粘って5名が決勝進出を決め当然同期でのパワー比べが焦点となりました。その決勝戦ですが勝負所で山田が叩いて佐伯、上田が迎え入れましたが、4番手から豪快に捲くった吉本が迫る小林を1/8輪差振り切って両タイセイで上位独占の結果となりました。この5名に山口を加えた6人共は何れも強いですね。
 23日~25日の開催はA級1、2班戦は地元の篠原龍馬(しのはら りゅうま)と吉田茂生(よしだ しげき)・岐阜が優勝候補の双璧でしたが、残念ながら篠原は準決勝で脱落しましたが、初日特選では吉田と壮絶なパワー比べを見せたのは見応え十分のレースでした。でもそれ以上に今回の吉田は気配が良く連日自在に攻めて5場所連続優勝達成し、前回の富山に続いての完全優勝を決めて次走の11月6日からの追加で入った立川戦で特進9連勝を狙って行きます。今の勢いならA級戦では敵なしの感がするので、是非目標を達成して貰いたいものです。しかし今月の開催は共に非常に高いレベルの選手が多数いました。正に「将来の大物」が揃った感じです。吉田と篠原は1月からはS級復帰が決まっていますが113期生は来年の今頃は沢山S級のパンツを履いている選手が居るかも知れませんねー。