くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2023年04月29日 (土)

新田祐大の時代かな

 4月も半ばを過ぎてもう初夏が近づく気候の南国土佐ですが、まだ若干朝・夕の寒暖差は有りながらも確実に夏の訪れを感じ取れます。だいぶコロナ禍も全国的に減少傾向ですから各地で色々なお祭りや、イベントが復活しつつあります。高知といえばなんといっても「よさこい祭り」ですね。まだ早いですが、例年通り8月に開催予定です。何でも今年は70周年とかで、今年はだいぶ盛り上がりそうです。高知だけではなく、沢山の観光客が訪れると思われますが、高知市の主催のお祭り開催ですので「高知競輪」本場での開催は有りません。(場外発売は有るかもしれませんが・・・)観光だけでも是非お越しください。
 さて、高知競輪場では2月の全日本選抜に続いて4月には記念競輪も行われました。脇本雄太の準決勝敗退は意外でしたが、決勝戦は見ごたえある攻防でした。近況好調な犬伏湧也のカマシ先行を広島トリオ町田太我、松浦悠士、才迫開が好位にハマって良い展開になったんですが、意外に伸びを欠いて中団から脚を溜めていた「新田祐大」の捲り追い込みが直線まで届いて見事な優勝となりました。以前にも明記したと思いますが、最近の新田は展開に即応して攻めて来ますので安定感が加わってきていますから、成績も一段と充実感を増している近況です。調べてはないですが、3連対率は現状トップではないでしょうか?ひょっとしたら今年は新田が筆頭になるかもしれません。
 さて、その後に行われました小田原記念は「郡司浩平」が逆に新田を降して地元地区記念を制覇しました。レースの方は深谷知広の突っ張り先行を最終バック番手から仕掛けた郡司の優勝でさすがに長い南関東勢を抜くことは出来ず、333バンクでは届きませんでしたが堂々の2着と言っても良いと思います。来月行われる「平塚・日本選手権競輪」が今から楽しみです。
最後に犬伏湧也と小田原を好走した真杉匠も粘りに粘る先行力も魅力一杯と最後に付け加えて置きます。