くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年03月07日 (月)

春の嵐

今年二度目のGⅠ「第69回日本選手権競輪」が8日(火)~13日(日)まで名古屋競輪場で華々しく開催されます。 競輪では唯一の6日間開催と長丁場となるため、選手の調整具合次第で勝敗が大きく左右されることも多くあり、一走目が非常に大事な気がします。優勝候補は勿論S級S班のメンバーとなりそうですが、昨年のグランプリから現在に至っては、浅井康太、新田祐大、平原康多の三人が一歩抜きん出た存在で、この3人を中心に優勝争いが進んで行きそうな感じがします。 他のS級S班では、武田豊樹の近況が気になるところですが、今年未勝利は不思議な感があり、年末からの動きは?マークが付く印象で多分、番手回りの競走が増えて来ただけに今回は決勝進出が目標でしょうか? 同じく、関東 神山雄一郎はデビュー28年目の47歳のグランドスラマーで、直前の静岡記念を制覇しての参戦、依然安定感は抜群なだけに今年もグランプリ出場の権利を狙って頑張りそうな気がします。 また、今年二度ある日本選手権にグランドスラムを賭ける山崎芳仁も今回はチャンス十分です。強力福島勢と連携なら優勝を目指せそうで、要警戒の選手となりそうです。過去には3回のダービー制覇のある村上義弘も優勝候補の一人ですが、稲垣裕之、脇本雄太の欠場は少し痛いところです。やや苦戦を強いられそうで、少し評価が落ちそうでしょうか。 昨年の寛仁親王牌のタイトルを手中にした園田匠は、戦歴的には物足りない印象ですが、常時上位に食い込む成績は決して侮れないだけに、3連単の穴候補として魅力です。 昨年から今年にかけて記念3連覇を決めた深谷知広ですが、久留米全日本選抜の惨敗で評価を落としてしまいましたが、その強靭なパワー再現なら久方振りのタイトル奪取も可能でしょう!その深谷を含めて、総勢10名の出場が予定されている地元愛知勢も、連日健闘を見せそうですので車券購入には注意が必要です。 さて、今回の私の推奨選手をご紹介致します。東から順番に、記念争覇級に成長した和田圭、確実に上位に入って連対率の高い諸橋愛、和歌山記念から戦歴安定で決勝進出も可能な上昇株 郡司浩平、地元愛知からは何をするか分からない1着回数の多い近藤龍徳、そんなに人気にならないけどいつも安定しているタイトホルダー 村上博幸、勝負強い立ち回りを見せ近況メキメキと力をつけてきた 松浦悠士、特選からのスタートで張り切る四国期待のスピードマーカー 池田憲昭、捲くりの破壊力は豪快で上位を脅(おびや)かす存在となるか山田英明、以上各地区ブロック別で推奨をしてみました。 桜の開花もまもなくの名古屋バンクでの「春の嵐」の熱き闘いに注目です。