くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2018年03月28日 (水)

桜は満開

 東京と高知では先日の25日に桜が満開になりました。私事ですが4月1日にお花見に行く予定をしていましたが、多分桜吹雪の中での宴会となりそうです。それ以外にお住まいの方は、この1日辺りが絶好の行楽日和となりそうなので是非楽しんできて下さい。
 さて、四国では18日~21日と23日~25日の日程で「松山ウイナーズカップGⅡ」と「小松島国際トラック支援競輪GⅢ」が相次いでの開催が行われました。
 まず松山では平原康多選手(以下敬称略)の捲りをゴール前「武田豊樹」が追い込んで約1年半振りの優勝を飾りました。昨年は大きな怪我もして優勝が無い状態でしたが、グランプリ2着あたりから徐々に復調して久し振りの優勝の結果となりました。44歳の年齢を考えるとなかなかタイトル奪取は厳しいと思われますが、彼なら必ず結果を残す選手と確信しておりますので、これからも頑張ってください。しかしレースの流れは誰もが予想をしなかった三谷竜生のイン粘り、これで四国4名の流れが崩れてしまいました。原田研太朗の後ろが渡部哲男と三谷の決着が最後までつかず、結果3連単は好配当となりました。又、村上義弘と浅井康太は何も出来ずの残念な結果に終わってしまいました。
 同じ日のガールズコレクションは「小林優香」が約4ヶ月の実践を6番手付近から見事な捲りを決めて優勝を決めました。ナショナル・チームの東京オリンピックの候補生で彼女はいま世界で闘う毎日ですが、競輪のレースの読みもさすがに研究熱心で、やはりガールズ競輪のトップは誰もが認めるところですね。
 さて、この開催の準決勝戦で番手捲りにて武田、深谷知広らを降して300勝達成した原田が、デビュー10年以内のスピード記録を達成しまして「特別表彰」を受ける事となりました。本当におめでとうございます。29日~31日の高知に出走が予定されていますので、是非その勇姿を見せて欲しいものですね。
 小松島は今年好調な戦歴を残している「山田英明」が捲り3連発で3日制ですが、意外にもGⅢ初優勝を達成致しました。今年は既に小松島、松山FⅠ戦で2回の優勝も決め、グッと安定感も加わってきて今年は正に勝負の年となりそうでGⅡ以上のタイトルも狙えるところまできた感じです。もう一つ並行して行われた「エボリューション」では四国・香川の「福島武士」が初日こそ3着も連日直線良く伸びていたスピードで、残り2走は1着をもぎ取りこちらも見事なS級初優勝を決めました。ほぼ追い込み一本のスタイルですが、彼にも今後は期待が高まりそうです。
 最近は四国の選手の活躍が目立つようになって来ました。桜の花の寿命は短いですが四国の各競輪選手の頑張りで「桜は満開」になるか注目です。