くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2018年02月08日 (木)

パワー対決

 今年は厳しい寒さが全国各地で続いております。我が高知県でも山間部を中心に大雪に見舞われているとか・・・そして朝の最低気温も連日氷点下で平野部でもマイナス3、4度まで下がる日が観測され、これは30何年振りとか?でもあと一週間ぐらいでようやく春の兆しも感じられるとの報道もされていますので寒さももう少しですね。  さて今年の高知競輪は年が開けてからすべて「ミッドナイト」の開催が4回連続して実施されました。その中で4日~6日で終了した高知では初めての試み「オールチャレンジ(A3班)戦」が行われ、メンバーに111期生が7名配分されて、初日はそれぞれ別れての出走となりました。他にも実力者がおり決勝進出は3名だけでした。何れも無傷の成績でその中には前走3連勝も2名おり、このレースに臨みましたが結果は連日圧倒的な強さを見せた「森川 康輔(もりかわ こうすけ)・岐阜」が逃げと捲りで完全優勝を決め、次走22日~24日の別府で(これもミッドナイト)A2班特別昇班を狙う事になりました。実兄大輔選手もS級1班の現役で活躍しており、今回は師匠でも有る浅井雄三選手とも同配分で初日は一緒のレースでした。彼の魅力は素晴らしい瞬発力で、踏み出しで後ろの選手が離れてしまうケースがしばしば見られました。決勝戦もそのケースとなり正に快勝でした。是非別府戦でも活躍して上位に進出して貰いたいものです。  その2着の結果となった「伊藤 稔真(いとう としまさ)三重」も実兄裕貴選手はバリバリのS級1班で恵まれた体格から繰り出すダイナミックな戦法は大物を感じさせます。決勝戦は森川と中部同志でしたが別戦を選択し、捲られましたがなかなかの動きでした。彼の成長にも期待が持てそうです。そしてもう一人は地元「今村 麟太郎(いまむら りんたろう)高知」デビュー以来既に優勝3回で今回も初日、二日目と問題なく勝ち上がり人気を二分しましたが、残念ながら叩かれ捲り返せず5着の結果に終わってしまいましたが、連日良い動きの内容での敗退だけにこれからも大きく期待が持てそうです。  以前にも明記したような気がしますが、109期生が現在注目されていますがまとまりと言う点では111期生はそれを上回る様な雰囲気がして、ますますレベルの向上が見られる新人達で、ベテランの選手にとってはナイター、ミッドナイトは体力が要求されそうで当分は「パワー対決」が続きそうです。