くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2022年10月31日 (月)

見ごたえある攻防

   秋深まる10月もそろそろ終わりを告げようとしています。スポーツの秋と言われているように、気候的にも一番力を発揮できる時期ではないでしょうか!!現在、日本のプロ野球ではセ・パ両リーグの日本シリーズが開催され、「オリックスバッファローズ」が26年ぶりに優勝しました。また、海外でも大リーグのワールドシリーズが「アストロズ」と「フィリーズ」の決定戦を迎えようとしています。
   さて、23日に終了したGⅠ「第31回・寛仁親王牌世界選手権記念トーナメント」は昨年東京オリンピックにも出場した「新田祐大・36歳・福島・90期」が勝負どころでは内→内に詰まって苦しい状態の中を4コーナー鋭くインを伸びきって約3年振りのG1優勝!しかも「グランドスラム」の偉業を達成しました!審議対象となりましたが、堂々のGⅠ制覇です。惜しかったのは「守澤太志・37歳・秋田・96期」。直線鋭いスピードを見せましたが、僅かに届かずの準優勝でした。ですが賞金面でも上位にランクされていますから、これで「グランプリ」では新田とのタッグは間違いないのではないでしょうか。道中の流れ的に見ますと「松浦悠士」や「平原康多」にも優勝が取れる展開でしたが、前橋競輪場特有の高速バンクは内・外問わずの伸び比べは全く判別がつかない難しいバンクだと感じ取れました。
   今年残るGⅠ戦は、11月22日~27日の「競輪祭」ですが、競輪祭もドームである小倉競輪場の400バンクで、すっかり定着したナイター開催の6日間と、合わせて「ガールズグランプリ」出場権を賭けたレースも行われます。こちらも非常に楽しみですが、男子の「グランプリ」はし烈な争いで、賞金面ですでに決まっている松浦には「清水裕友」が、平原には「吉田拓矢」が出場権を獲得して貰えれば俄然面白くなりそうですが、どうなるでしょうか。今年も残すところ二ヶ月余りとなりますが、まだまだ「見応え有る攻防」が続きそうです。