くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年09月16日 (金)

し烈な争い

9月に入って朝、晚はだいぶ涼しくなってきましたが、まだまだ昼間は30度を超える気温が続いております南国土佐。昔からのことわざにある様に「暑さ、寒さも彼岸まで」と言われますが、20日前後ぐらいまで暑そうです。でも、最近は9月になって「台風」が多く発生し、まだまだ日本列島を脅かしそうです。以前は高知県を直撃することが多かったのですが、最近はコースが変わってきて高知県への直撃は少なくなりました。今年は東北、北海道が直撃して、ひどい状態になっています。改めて被害を受けられた方々にお見舞いを申し上げます。 さて、高知競輪場は今月「ミッドナイト競輪開催」が2開催あり、先日8日に終了したレースは「チャレンジ戦」と「ガールズ戦」が行われました。チャレンジ戦は、今回で高知二度目の出走となった「愛媛・佐々木豪(ごう)109期」が下馬評通り3連勝を飾り、圧倒的な強さをみせました。先行、捲くりを得意とするタイプですが、前回 小倉と同様に決勝戦は同県、同期の「愛媛・高山雄丞(ゆうすけ)」の先行を、道中は後ろを回る形から最後はパワー発揮で快勝しました。これで6連勝となり、次回の24日から始まる別府で特別昇班を賭ける事となりました。今の勢いなら可能性は非常に高いと思いますので、ぜひ達成してもらいたいものです。 ガールズ戦も注目の選手が集まり「地元・山原さくら」に「東京・小林莉子」が今回 優勝候補に推されていましたが、追加配分で何と「東京・石井寛子」が入って三つ巴の争いとなり、案の定、この3人で決勝戦は上位独占の結果となりました。実は優勝を決めた石井と小林は年末の「ガールズ・グランプリ」の出場権を巡って「し烈な争い」を演じています。それは選考期間が今月一杯だからです。山原は現在6位ですが、7位争いが際どい賞金の差でしたが、石井がこの優勝で若干リードする結果となりました。 しかし、まだまだ余談は許されません。3人共に、この後は2場所走る予定をしており、13日~15日久留米では山原、石井が、23日~25日の京王閣では山原、小林の直接争いもあって最後までもつれると思います。 最近はレベルが高くなり、半周上がりタイムも向上が見られるだけに、しばらくは「ガールズケイリン」から目が離せません。何処の世界も女性は強いですね。