くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2019年08月11日 (日)

真夏の決戦

 一年中で一番暑いのはやはり8月のこの時期。今年も昨年に負けない驚異的な気温の上昇で、今では北から南まで30度以上の状態が続いている感じです。この暑い中、全国で花火大会も行われており、高知市でもこの9日に実施され僕も見に行って来ました。毎年競輪場のバック側に有る鏡川(かがみがわ)で実施され、周りを小高い山に囲まれた環境の良い所で打ち上げや仕掛け花火など今年は5000発ぐらいが空や川のほとりで鮮やかな色合いで実施されました。わずか1時間30分の時間でしたが、十分に堪能(たんのう)することができました。また、来年が楽しみです。
 さて、競輪界は今年も14日(水)~18日(日)まで「第62回オールスター競輪GⅠ」が名古屋競輪場を舞台に5日間の開催で実施されます。ファン投票で選ばれた男性が「ドリーム」と「オリオン」レースで、女性が「ガールズドリーム」と「アルテミス賞」レースで7名ずつをメインに実施されます。当然この中から優勝者が出そうな雰囲気ですが・・・・。
 今年のGⅠ戦での優勝者は「中川誠一郎」と「脇本雄太」の二名だけとやや意外な結果。当然ここから各選手が巻き返しを図りますので「グランプリ出場」を目指しての闘いとなりそうです。その一番手はやはり「平原康多」の安定感かな?今年は優勝が6月の久留米と8月の西武園記念の二本だけと物足りない成績に見えますが、当然狙うは優勝しか有りませんので優勝候補筆頭に推したいところです。「新田祐大」と「深谷知広」に脇本は共に来年の東京オリンピックを見据えてのレース参戦だけにその評価がむずかしいところで、ちょっと厳しいかも知れませんね?
 今年事故が目立つ浅井康太、三谷竜生、郡司浩平は評価は下がりそうですが、やはり実績があるだけに侮れないところでしょう。むしろ注目は清水裕友、太田竜馬、松浦悠士の中、四国勢でいずれも戦法は違いますが、タイトルに一番近い男との評価が正夢になるか期待しましょう。
 穴目推奨は新山響平、渡邉雄太の両先行選手を指名します。今回は夏場だけにベテラン?選手には申し訳有りませんが外さして頂きました。
 ガールズ戦はやはり総合力第一「児玉碧衣」が今年も絶好調で、二年連続のガールズグランプリを狙える勢いです。こちらも東京オリンピックを目指している「小林優香」は実践回数こそ少ないのですが、力の強敵はこの彼女かな?ガールズケイリンの実績なら石井寛子、石井貴子(106期)の二人。大きなレースは好成績の高木真備の首位も有りそうです。山原さくらもそろそろタイトルをとってもおかしく無い存在です。同じくオリンピックを目指している太田りゆ浮上なら好配当でしょう。梶田舞、奥井迪、小林莉子、長澤彩辺りの実績上位者ですが、アルテミス賞のズバリ狙いはパワー先行の「佐藤水菜」を指名します。
 「真夏の決戦」の頂上に立つのは誰か?楽しみにしています。
 最後に高知からは山原に「山中貴雄」が出場予定ですので是非彼のGⅠ初勝利を願っています。