くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年08月27日 (土)

開催指導員

先日の8月22日~24日の日程で、高松FⅠの実況放送の仕事に行ってまいりました。今回はガールズケイリンを含む12レース制の実施で行われましたが、各クラス共に激しい闘いで魅力たっぷりの攻防でした。   まず、A級戦は前回も明記した「竹内 翼・広島」109期生がA級緒戦で注目され、結果は1、2、②と惜しくも準優勝に終わりましたが、なかなか良い内容の競走で三日間共に主導権を取り準決勝、決勝は好永晃や竹澤浩司に追い込まれたものの、粘りに粘っての価値有る内容でA級優勝も近いと思われます。   ガールズ戦は「児玉 碧衣・福岡」108期生が小林莉子、加瀬加奈子を退け連日2コーナー過ぎからの捲くりを決めて、完全Vで今年8回目の優勝を達成しました。多分、彼女は暮れの「ガールズグランプリ」出場が当確と思われますので活躍しそうです。  そして、S級決勝は③、3着でやや動きの重い感じで勝ち上がった「井上昌己・長崎」が、86期生宮城の早坂秀悟の先行に乗って直線捕えて今年2回目の優勝を飾りました。でも、今回動きの良かったのは「岡村潤・静岡」86期生だと思われます。別府記念初優勝をバネに飛躍中で、当分彼から狙う価値は有りそうです。  さて、今回の高松は高知から2名のS級選手が出場していました。その一人の「森岡 正臣」75期生は、この7月からS級に復帰をしましたが彼は今年の6月からは「開催指導員」と言う大役もこなしています。選手には支部長も勿論居ますが、本場での開催は常時その現場に居なくてはいけない人材です。ご存知の方もおられると思いますが、指導員は地元で走る事が出来ません。勿論、四国四県に各場所一人ずつ居まして、日本全国地元で走る事が任期中は不可能で、他地区の競輪場で出走するシステムです。(中には引退した方も居るみたいですけど)。どうしても合間を縫っての練習で、練習が不足がちは否めないとか?でも、本業は「競輪選手ですから練習はしています」と最後に付け加えてくれましたが、これからも頑張って下さい。  そして、もう一人「篠原 龍馬」89期生デビュー以来、機動力で貫く選手ですが先日、彼に朗報が入りました「全プロ競技」での成績が認められて10月7日~10日のGⅠ「寛仁親王牌」での出場が決まりました。多分、初出場だと思いますが今度、詳しい取材をして明記したいと思います。