くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2017年12月12日 (火)

年末は荒れる?

 今年も残すところあと半月余りとなり例年と比べて冬の到来が早く感じ取られます。競輪界は小倉競輪祭で暮に実施されます「グランプリ」の出場メンバーが決まり、12月30日の平塚バンクでの闘いが、今から楽しみとなってきました。
 12月は記念レースも目白押しで、既に別府では千葉・田中晴基が自力の捲りを打って自身二度目の記念制覇し、3連単では16万円台の好配当。
 伊東温泉では宮城・早坂秀悟がバック番手捲りを放ち意外にも記念初制覇を達成しました。
 この原稿を出している時は佐世保記念の開催前で結果は分かりませんが、惜しくも来年のSS班を逃がした村上義弘、中川誠一郎、岩津祐介あたりが主役を形成しそうです。これに匹敵する成田和也、木暮安由、吉田拓矢の関東強力軍団も十分優勝を狙える位置にいると考えられます。
そして21日(木)~24日(日)には今年最後のGⅢ・広島記念が行われます。この最終日には「レインボーカップA級ファイナル」が実施され高知からは「宗崎世連」が出場予定となっています。3着までに入るとS級昇班が出来るだけに1月からもA級の彼にとっては絶好のチャンスです。今年は7月からのA級戦では優勝こそありませんが、徹底先行を貫き通す姿勢は立派でライン的に岡山・山本直あたりが地区的に連携しそうですが、彼も先行が持ち味だけにどうなるか今のところわかりません。単騎でも豪快な動きを見せるとチャンスは十分なので好走に期待しましょう。その広島記念は強力な先行型中井俊亮、野原雅也を目標に出来る稲垣裕之、村上博幸の近畿勢が有力視されていますが、東日本も小松崎太地、吉澤純平、杉森輝大とタッグ組める佐藤慎太郎、神山雄一郎のベテラン勢の抜け出しは魅力一杯です。今年大ブレイクを見せた石井秀治、伊勢崎彰大のいる南関東の浮上も十分ですが、GⅠタイトルに一番近い男竹内雄作に近藤龍徳の中部両者も力があるだけに侮れませんが、ここは広島で地元松浦悠士、池田良が河端朋之、原田研太朗と好連携を見せて小倉竜二の好ガードで優勝を狙っていくはずです。特に昨年の覇者原田と松浦は同期生の間柄だけに期待がかかります。九州はやや非力な印象ですが、復調気配松川高大の機動力が波乱を呼びそうです。
 暮れの「年末のレースは荒れる」相場来期に向けてボートレースで言えば「勝負駆け」の選手がいます「意外な並びの選手紹介」は特に注目ですよ。
 次回は「グランプリ予想」を紹介する予定です。