くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2017年09月08日 (金)

徳島軍団

 先日3日に終了した京都向日町記念で「徳島・小倉竜二」が記念レースとしては12年振りの優勝を決めました。その決勝戦は地元勢稲垣裕之-村上博幸-西岡正一の近畿が人気で、対抗格に支持されていた四国勢は太田竜馬-小倉-香川雄介で並び太田の抜群に掛かっていた先行を稲垣が捲れず番手有利に差し切り前回の和歌山FⅠ戦に続き連続優勝を達成いたしました。今年の小倉選手はコンスタントに決勝戦には駒を進めていましたが、落車回数が非常に多く直線の伸びを欠く印象が強かったのですが、気候も涼しくなったこの秋口から調子を上げてくるタイプだけにこれからのGⅠ戦などでは活躍をみせそうで得意の「ハンドル投げ」でズバッと捕えるゴール前の伸びは完全復活ですね。おめでとうございます。3/4輪差で2着に迫った香川県の「香川選手」の伸びも相変わらずの追い込み脚で近況は良好の動きで8月のいわき平オールスターでの2勝を含め以降も好調持続で彼も追ってみたい一人です。でもこのレースの流れを作ったのはやはり「太田選手」をおいて他におりません。結果は3着ですが内容は100点満点の競走は本人も大満足だと思われます。まだ21歳の若手でGⅢ以上の優勝も時間の問題かも知れませんね。109期同期生の中でも近況を見る限り一歩も二歩も抜け出した様に感じ取れました。これからのご活躍を期待しています。
 その太田を含めタイトルに一番近い男「原田研太朗」を筆頭に自在「阿竹智史」や「久米康平」に「小川真太郎」の師弟コンビに太田と同期生の「島川将貴」もこれからどんどん活躍する逸材だと思われます。
 又7月デビューの111期生の「小川丈太(おがわ じょうた)」の先行力も魅力一杯で父圭二選手を追い越す日も決して遠くは無さそうです。もう一人の同期生「川口雄太(かわぐち ゆうた)」も実践で活躍を見せており、彼も父秀人選手のご子息で有望株の一人です。
 小倉選手も優勝インタビューで「やはり若手の選手と一緒に練習すると良い刺激になります」と仰っており、やはり練習は嘘をつかないみたいです。前回記載した愛媛軍団同様に「徳島軍団」もこれからますます伸びてきそうです。最後にここでも「頑張れ高知軍団」。