くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年03月20日 (日)

おめでとう!

先日13日に終了した名古屋競輪場で開催された「第69回日本選手権競輪」GⅠは、近畿勢の絶妙な連携作戦が成功して、京都「村上 義弘」がなんと4度目のダービー制覇を決めました。「三谷 竜生」のハイペースの先行を番手から「川村 晃司」が番手捲くりを放ち、その川村の掛かりも良く後続の仕掛けや、インからの切り込みも制して直線、村上が鋭く追い込んで優勝となりました。これで、素晴らしい記録が生まれ名古屋バンクでは、3連覇の偉業を鮮やかに決め、自身の持つ年齢41歳の最年長のタイトルホルダーを更新致しました。  私の下馬評では、近畿の主役選手の欠場で、村上は不利ではないかと読んでいましたが、準決勝戦で「藤木 裕」の男気のある先行が、タイトルに結びついた最大の理由だと考えられます。やはり、同県の絆の強さを改めて感じました。本当におめでとうございます。  村上は、この後26日~29日の松山記念、そして、4月14日~17日には、高知記念での出走が予定されており、益々のご活躍を期待しております。  そのダービー決勝前日の12日に「ガールズコレクション」のレースが行われました。レースは、勝負所で「奥井 迪」の押え先行を上手くスイッチした「山原 さくら」が番手から捲くりを決め、鋭く抜け出してガールズビッグレース10回目の挑戦で、遂に頂点に輝きました。以前、本人は「今まで奥井さんの強い先行をなかなか破れなかったのですが、差せた事が自信になりました。これからも頑張って良い成績を残します。」が正に現実となりました。こうなれば今年は「ガールズグランプリ」を狙って欲しいものです。こちらも、本当におめでとうございます。  更に嬉しいニュースをもう一つお伝え致します。7日に終了した広島FⅠ戦で、後続のもつれや堤洋の好アシストもあり「篠原 龍馬」が見事な逃げ切り勝ちで、S級戦二度目の優勝を飾りました。本人は、決して体調は良くなかった様ですが、持ち味の先行力を活かして、久方振りのVをゲットしました。彼は、今、アマチュア選手の面倒をみたりして忙しい身の中ですが、先行を貫き通す本格的な先行選手です。高知を含め四国は、機動力タイプが少ない印象ですが、これをキッカケに良い成績を残しそうな雰囲気です。  最近は、高知の選手の優勝が余り聞いていなかったのですが、これを契機に他の選手の活躍を期待しております。  桜の開花を前に「さくらが咲き」坂本 龍馬いわく、「龍馬」も優勝達成の嬉しい話題をお伝え致しました。