くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年04月28日 (木)

連続ダービー

前回も明記させていただきましたが、高知記念開催中に熊本県で大きな震災が発生した際に、お隣の大分県でも被害がありましたが、熊本県の被害が多かっただけに報道が少なく感じました。今現在も続く余震で建物が倒壊する可能性があると伺っております。改めて警戒して下さい。又、熊本競輪場も損傷がひどく、場外発売や本場の5月開催分の中止が既に決まっております。一日も早くの開催や場外発売復帰を願うところです。  さて、話題は変わりますが4月新年度からGⅠレースなどの開催月が変更されました。3月に終わったばかりの名古屋日本選手権が4月30日(土)~5月5日(木・祝)までの6日間、舞台を静岡競輪場に移して開催されます。メンバー的には、ほぼ同じ顔ぶれで争われますが、やはり優勝候補もSS班の選手を中心に進みそうです。久留米全日本選抜では渡邉一成、名古屋日本選手権は村上義弘がタイトルホルダーとなり、既に暮れのグランプリ出場を決めており、このGⅠで早くも3人目?の出場が決まります。私の印象では、静岡バンクの特徴は走りやすく各選手が実力を発揮できる、最終4コーナー5、6番手ぐらいからでも十分直線で届くような「追い込み勢」が有利なイメージです。その点を考慮して今回は追い込み選手を中心に波乱を呼ぶ選手を推奨してみたいと思います。  まずは、北日本「伏見俊昭・福島」から、一時は低迷の時期もありましたが3月岸和田FⅠ優勝を含め、常時上位の着順成績を残す様になって来ましたので、目標も豊富なだけに狙い頃です。関東は「諸橋愛・新潟」を推奨します。相変わらず直線の切れ味は抜群で、ここも好目標が多数いるだけに決勝戦まで勝ち上がるかも知れません。南関東は地元「渡邉晴智・静岡」で、もうベテランの部類に入って来ましたが、まだまだシャープな回転力は健在です。2008年の地元日本選手権連覇?を狙って好走は必至です。中部からは「林巨人・愛知」で、同じ同県の近藤龍徳も居ますが堅実な捌きで、競走得点も110台まで伸ばして来ており、一、二次予選辺りは魅力一杯の選手です。近畿からは「稲川翔・大阪」で、直近4月川崎記念、平塚FⅠと連続優勝を飾る戦歴で参加するだけに、近畿ナンバーワンの追い込みを披露してくれるでしょう。中国からは「岩津裕介・岡山」で、近況の戦歴はやや物足りませんが、ここは勝負師の意地で活躍に期待します。四国からは「濱田浩司・愛媛」で、近況は追い込みに移行の傾向がありますが、タテの脚健在だけに狙い目です。最後九州からは「大塚健一郎・大分」で、常時ビッグレースで活躍する選手ですが鋭利な伸び脚は決勝進出十分です。  初めてゴールデン・ウイーク期間中に行われるGⅠレースで、今回推奨した選手がどれだけ活躍するか楽しみです。